岩槻人形博物館のお隣に同時オープンした、にぎわい交流館岩槻。 ここは、岩槻の新しい魅力を創造、発信する拠点施設を目指しています。 その1階にある「ヨロ研カフェ」は、ヨーロッパ野菜をメインとした本格的なカフェレストランです。
ヨロ研のアンテナショップを担っており、食事の後は 「野菜直売コーナー」でいつでも新鮮なヨロ研野菜を購入することができます。
地元岩槻の鈴木酒蔵の純米大吟醸の酒粕ジェラートをはじめ、 チーズ、ヨロ研野菜を使用したジェラート、他季節によって新作も登場するそうです!
全ての料理に旬のヨロ研野菜を使用した大人気メニュー。 花ズッキーニのフリットは、生産者である森田さんから花ズッキーニが沢山栽培できたと連絡が入ったので、期間限定でメニューに追加したそうです。
約10種類ものヨロ研野菜を使用した夏の新メニュー。 「シェフクラブSAITAMA」が協力し開発したオリジナルシェフカレーがベースになっているカレーです。 ヨロ研野菜をふんだんに取り入れて、尚且つインパクトのあるメニューにしたかったんだとか。カレーなのですぐに提供ができ、パートさんでも作れるというメリットも。
夏の時期はフィレンツェのパスタでした。 トマト・フィレンツェ・チーズの相性が最高!トマトソースも美味しくて、イタリアの味を感じました!パスタは間違いありません。 サラダのドレッシングがシーザー味で、トマトソースとの相性を考えてくれているのかなと思いました。(ランチセットについてるサラダのドレッシングとは違ったので、メニューに合わせてサラダの味も変えてるのかな?と思いました) パスタやサラダに使用するヨロ研野菜は、時期によって変わるそうです。
なぜ西洋野菜を使うようになった?
新妻シェフのルーツを探る。
- 「そもそもなぜ、西洋野菜を使うようになったんですか?」
- 「10 年位前ですね、15 年間、別店舗のイタリアンレストランに居たときにイタリア料理の 勉強をしてたんですよ。 それを活かして、新鮮なイタリア野菜を使ったイタリア料理を作りたいと思いまして。」
- 「なるほど!日本でもイタリア野菜を使った本場の味を提供出来たら素敵ですよね。」
- 「はい。しかし外国からの輸入はお金がかかるんです。送料とか、色々。日本で、日本の野 菜を買うより 1.5 倍はかかってしまう。 それで、イタリアで種を買ってきて、日本の農家さんに作ってほしいってお願いしてたん ですけど、作ったことがないし、育つのに 3 〜 4 カ月かかるからリスクもあって。」
- 「確かに、イタリアの野菜を作ったことがある農家さんはそうそういらっしゃらないですよね」
- 「なので結局輸入に頼っていました。」
- 「でもその分原価が上がっちゃうということですか?」
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「お金がかかるのもそうですし、新鮮なものを仕入れたくて。
だから、イタリア野菜を埼玉で作ってほしいと思ったんです。
それで、50 人くらいの農家さんにイタリア料理をふるまったんですよ。
その時、農家さんたちに『こういう料理を作りたい』『だからそういう野菜を作ってほしい』ってお話したんです。
そうしたら若手の農家さんたちが挑戦してくれることになって、ヨーロッパ野菜研究会が始まったんです。
作ってくれる人がいるんだって、嬉しくなりましたね。」
ヨロ研にはそんなスタートの歴史があったのですね。
本場の味を日本で再現したい、シェフの熱い思いが伝わってきました。
- 「ちなみに本場の味を知っているシェフおススメのヨロ研野菜はなんですか?」
- 「カリーノケールと、ラディッキオ・キオッジャですかね。切ってすぐ食べれるので、サラダが簡単でおすすめです。」
- 「加熱も OK のため、普段ヨロ研野菜を使わない方でも手を出しやすいかと思います。 例えば、ラディッキオ・キオッジャは、焼きラディッキオが美味しいですよ。 あとは、ピクルスもきれいなピンク色が出るのでおすすめ。」
おすすめのヨロ研野菜は?
今後どういった取り組みをしたいですか?
- 「料理教室とかを開きたいですね。学校給食にも出したい。
料理教室を開けばヨロ研野菜の使い方を学べるから、今はレストランで食べてるけど、それを家庭で作って食べれるじゃないですか。それってとても素敵なことだと思います。」 - 「たしかに!使い方がわかればよりヨロ研野菜への理解が深まると思います。」
- 「その為にもヨロ研野菜をもっと家庭に普及したいし、もっとヨロ研野菜を広めていきたいです。 ママさんたちは勿論ですが、岩槻は学校が多いので子供たちにも料理教室を開きたいです。」
- 「子供たちへの料理教室は、食育にもつながりますね。」
- 「実は浦和の小学校で、フィレンツェのパスタグラタンを作ったことがあって、茄子が食べられなかった子が食べれるようになったって聞いて嬉しくなりました。
その時、生産者さんも学校に呼んでいたんですけど、自分たちが作った野菜を子供たちが美味しそうに食べているのを見れるなんて、こんな素晴らしいことはないです。」
『ピンクのパンケーキ』
『カフェ』というカテゴリのもと、野菜を使ったデザートを出したかったんです。カフェと言ったらパンケーキかな と思い、いろんなお店のパンケーキを食べに行きました。 作ったことがないから難しくて苦戦しましたよ、ピザを焼くのより難しい(笑) なんでビーツをピックアップしたかというと、ピンクだから。 ケールのパンケーキで緑にして、プレーンパンケーキで白、3色のパンケーキをだしたら、イタリアカラー…と思いきや、ひな祭りカラー(岩槻だから)というのもやりたかったですね。
『BBQ、ゆるキャラ作り…』
お店の外でコンロを使って、焼き野菜とかやりたいです。 BBQ風みたいに(笑) 自分たちで焼いてくださいって感じで出来たら面白そうですよね。 あとは、ヨーロッパ野菜のゆるキャラとか作るの楽しそう。 馴染むだろうし、子供たちに考えてもらうのもあり。 ダビデ→ダビデン とか(笑)
本格的なイタリア料理から家庭でも簡単に作れる料理など、業種を縛らず多種多様な使い方ができるヨロ研野菜の可能性は無限大です。 使ったことのないお客様も、是非お試しください!
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